2016年10月2日日曜日

第2回福岡若手演劇協会企画 参加者募集

福岡若手演劇協会主催
2回 福岡×○○企画
「福岡×東京 俳優のためのワークショップ~講師:モラル~
2016年7月に一色洋平氏を迎えて開催し、様々な出会いと刺激を作り出した、
福岡若手演劇協会主催のワークショップ企画。
第2回となる今回は、


福岡出身で、現在は東京を拠点に活動する劇団「犬と串」の脚本と演出を担当するモラル氏を迎えます。近年は精力的な劇団活動の他にも、外部公演の脚本・演出や小説執筆など、活動の幅を広げるモラル氏による、実際に参加者で作品作りをしていく【実践的ワークショップ】です。
皆さんのたくさんのご応募お待ちしております!

講師紹介


1986年、福岡県生まれ。2008年、早稲田大学演劇研究会を母体に、コメディ劇団「犬と串」を旗揚げ。以降、全本公演の脚本・演出を担当する。2013年には「黄金のコメディフェスティバル」にて最優秀演出賞受賞、2014年には「佐藤佐吉演劇祭」にてゴールデンフォックス賞(最優秀作品賞)受賞。外部公演の脚本・演出や小説執筆など多方面で活躍し、20166月には初挑戦となる紀伊国屋ホールにて、「昆虫戦士コンチュウジャー」を成功させた。



コメント
・「作品を背負える俳優になろう」
いわゆる、自分にとっての「ハマリ役」に出会った時に輝ける俳優は山ほどいますが、本当に優れた俳優は、どんな舞台のどんな役でも光り輝きます。
そして、結果としてそんな俳優にほど、より多くのチャンスが回ることになります。
俳優にも様々なタイプがありますから、誰にでもなれる、というわけにはいきません。ですが、優れた俳優には共通して「作品を背負えるオーラ」みたいなものがあって、それはトレーニング次第で身につくんじゃないか、と僕は思っています。
八年間劇団をやってきた中で僕なりに考えた、作品を背負う俳優になるために必要なことを、皆さんに伝えられたらと思っています。
同時に僕は僕で、自分が脚本家・演出家として作品を背負うために、皆さんから沢山学びたいなと思っています。
人生は短いです。「いつか来るかもしれないチャンス」を黙って待つより、チャンスが向こうからやって来るような、そんな人材を一緒に目指しませんか?
多くの皆様のご参加を、心からお待ちしています!


ご希望の方は、
下記詳細をご覧頂き、
メールにて締切日時迄にお問い合わせ・ご応募下さい。
また、募集人数を「30名」までとさせて頂いておりますので、
それを超える場合は、抽選とさせていただきますので、
予めご了承下さい。
ご応募いただいた方にはこちらから確認のご連絡をさせていただきます。
******************************************************
日時:
11月3日(13時~20時)
   4日(18時~21時30分)
   5日(10時~18時)※WSで作った作品の発表を予定しています。
【原則、全日程参加必須となります】
会場:福岡市内会場にて参加者へは後日お知らせします。
参加費:4,000円
【応募予約方法】
氏名
年齢
所属団体・事務所
連絡先
プロフィール(舞台経験等)
応募締め切り2016102822

福岡若手演劇協会とは

より福岡の若い表現者のレベルが上がるため、
表現者に活動・活躍の場を作るため
表現者が表現を生かした仕事を獲得するため、
そして、
福岡演劇がより一層盛り上がるために、
様々なアプローチから仕掛けを起こす、
『表現者の作る、表現者のための、表現者視点による、表現者組織』
福岡の表現者の活躍の場、交流の場をさらに創造するため、様々な企画を行っていきます。
代表理事 小林ゆう 椎木樹人

〚代表理事挨拶〛
こんにちは。
福岡若手演劇協会代表理事の椎木樹人と申します。

この度、福岡若手演劇協会を立ち上げました。この協会は、福岡の演劇をもっと面白くしたい、もっと俳優としてうまくなりたいという自分の思いと、福岡で俳優をしている仲間たちがもっと良くなりたいと思ってることを、実現できればいいなと思って立ち上げた協会です。
福岡で10年以上演劇をしてきて、僕自身、たくさんの出会いの中で成長させてもらって来たなと思っています。
この協会での活動を通して、さらなる出会いが生まれることを期待しています。
そして、これから福岡若手演劇協会が主催する様々な企画の中で、福岡で活動する表現者がもっとつながっていけたらと思っています。

福岡若手演劇協会代表理事
椎木 樹人

〚椎木樹人プロフィール〛
福岡県出身。万能グローブガラパゴスダイナモス代表。
高校時代から演劇をはじめ、2004年万能グローブガラパゴスダイナモス結成。以降、劇団の全ての公演に俳優として出演。外部出演も県内外問わず多数。
近年では、東京の劇団「犬と串」のモラル、藤尾姦太郎とともにユニット「生前葬」を結成、福岡東京を股にかけて活動中。 また、韓国での演劇祭に積極的に参加するなど福岡を飛び出したグローバルな活動を展開中。
2016年、福岡の表現者の活躍の場、交流の場をさらに創造するため、福岡若手演劇協会を立ち上げる。

2016年7月5日火曜日

福岡若手演劇協会主催 第1回 福岡×○○企画 「福岡×東京 俳優のためのワークショップ~講師:一色洋平~」レポート~2日目~





今回のWSも本日が最終日。2日目とは思えぬ程、参加者の仲間意識は強く、
そして1人1人の意欲も初日以上にギラギラしていた。


それぞれに準備を終え、全日の振り返りが終われば、
まずは体スイッチを入れる。
俳優の【稽古】において大変なことの1つに、
【稽古の頭から、全日までに培ったMAXを引き出す】
という作業がある。
そのため、まずは体の準備を効率よく、適格に呼び起こす必要性がある。

一色「ちょっと先にやりたいことあってさ~・・・ちょっと皆で走らない?軽く(笑)」

誰も予想していなかった、【ジョギング】からのスタート。
集団で2列になり軽くジョギングをすることで、参加者の心と体の準備が少しづつ行われ、
かつ、高い意欲だからこその、妙な緊張感と興奮を自然とほぐしていく。
更にそこから

一色「よし、逆立ちしよう!」



参加者の何人が、この1年で「倒立(逆立ち)」をしただろう。
しかしここで、さすが一色氏の身体の知識が加わる。


溜まった疲労や老廃物を強制的に心臓で循環することで、
ろ過が行われ、疲労回復が早まる、とのこと。
慣れない人は壁と使い、更に、手押し車やタバタ式トレーニングを用いて、
少しづつ体への準備速度を高め、強制的に全身の神経を呼び起こしていく一色氏。

気付けば参加者全員の額に汗が光り、
万全の状態に仕上がっていた。

2分の休憩ののち、
いよいよ前日のテキスト訓練の後半に入る。



1夜の猶予あった面々、
それぞれがテキストにイメージをつけ、
流石現役の俳優の集まりとばかりに
各々の演技プランを披露し、それを真剣に見る参加者たち。



しかしそこに、
一色氏は更に様々な負荷・制約をぶつけ、
俳優たちの様々な音色や可能性を引き出していく。












俳優1人1人の特徴、個性、可能性を1つでも多く引き出すべく
様々なアプローチから、その先を切り開こうとする一色氏。
それに、参加者たちも全力の「表現」で必死に答えようとする。









見る側の熱も高まり、その場にいる全員が、目の前の俳優たちの新しい可能性に目をくぎ付けになる。




テキスト全チームが終了した後のディスカッション時には、
我先にと発言をする参加者たち。




そして今回のワークショップ、
テキストの興奮冷めやらぬままに迎える最後の内容が、
2組に分けての団体種目。
言葉を発さず、触れず、互いの空気、意図、呼吸を感じ合い、発信しあい行うマッピング作業。




初めこそ、「歩く」「止まる」の単純行動だが、これがやってみると実に神経を使う。
発信する側・受信する側、といった単純作業ではない。
その両方を常に持ち続け、アンテナをフルに立ち上げ、持続し、全体にまで神経を張り巡らせる。

そう、俳優の舞台上での仕事、そのものなのである。




しだいに慣れてきた俳優たちは、同時に止まり、同時に歩き出す、だけではなく、
更に1人の新しい動き(試み)を瞬時にくみ取り、全体に広げさせ、チームとして、
「表現」していく。
1人が1人を、その1人を次の1人が、そして全てが同調したとき、
実演者だけでなく、見ている側からも、言葉にならぬ興奮と歓喜が沸き起こり、
会場は大きな拍手で包まれていた。




常に誰かが先導者であり、
常に誰かが受信者であり、
全ての演者が常にそこになりえる環境下。
そして、事が起こった時に反応できる身体性と、
そこから奏でられる音色。
その全てが、
俳優の根源、魅力の根源であり、難しさなのだと、参加者の誰もが感じ取れたことだろう。



この2日間に渡る、
『福岡若手演劇協会主催 第1回 福岡×○○企画 「福岡×東京 俳優のためのワークショップ~講師:一色洋平~」
参加者それぞれが、最後の一言の際に、
「楽しかった」
「参加して良かった」
だけではなく、
『今後こうしたい!』
『次はこうしたい!』
『早くあれを試したい!』
と、【次】に向かう目をしていたことは、
主催である福岡若手演劇協会としても、非常に良い内容であったのだと感じる事ができた。

そして、その輝きと、熱意、野心は、
必ず大きな力になり、その力は連鎖し、
1俳優→福岡演劇界→日本の演劇会にまで、大きな派生となることを信じている。

今回参加した多くの福岡を拠点に顔を上げる俳優たち、
そして、2日間にわたり素晴らし時間と可能性を彼らに与えてくれた一色洋平氏に、
大きな感謝と、大きな期待を向けると共に、
皆様の更なる飛躍を、福岡若手演劇協会は心より願っております。

最後に、今後も今回同様、今回以上の価値ある時間、
未来に繋がる企画を起こしていく中で、それが1人でも多くの表現者の扉となることを、信じております。
ご参加ご協力頂きました皆々様、誠に、有難う御座いました。

福岡若手演劇協会
共同代表理事:小林ゆう・椎木樹人





2016年7月3日日曜日

福岡若手演劇協会主催 第1回 福岡×○○企画 「福岡×東京 俳優のためのワークショップ~講師:一色洋平~」レポート~1日目~

2016/07/02


福岡若手演劇協会主催の第1回企画の幕が開けました。
東京から現役の俳優を招いての、実践的ワークショップ。
「福岡×東京 俳優のためのワークショップ~講師:一色洋平~」

共同代表の小林・椎木の挨拶、サポートメンバーの長野・大串の挨拶の後、
講師の一色洋平氏の挨拶。

まずは初めに、
過去にスポーツインストラクターの経験を持つ一色氏による身体の構造や使い方、
効果的なストレッチ・本番前の準備などについての指導。

これまで勘違いしていたストレッチ方法や、知っているようで知らなかった体の構造を、
より実践的観点から参加者に落とし込んでいく一色。
初めは1人、そしてペア、しだいに人数を増やし、最後は全員で行う内容まで、
わずか数十分後には、気付けば参加者全員が1つのチームになり、
1つの成功に全員が賛辞を贈る。
「これは多くの役者との関わりをもつ舞台前などでは凄く大切なこと」
と教える一色氏。

少しの休憩を挟み、
照明を落とし、より身体と表現に寄った内容に入る。
経験だけでなく、これまでの科学的データも用いて一色氏の話に、
真剣に耳を傾ける参加者。
体の可能性、イメージの具現化、コンテンポラリーの要素も交えながら少しづつ【表現】の本質に迫る内容に、
参加者も
視野が変わった」
「理性が残りつつ理性が飛ぶ感覚がした」
新しい角度の身体的好奇心を発見した」
と、口々に自身が体験した「今」を語りだす。

体と心の準備が整った後は、いよいよテキストを用いた内容に入る。
一色氏の用意した全9種類のテキストを、各自選び、チームを分け、
体を使って、体を利用して、体を先行させた表現の術を学んでいく。
適格な支持、アドバイスを、一人一人の特徴や癖をつぶさに捉えながら、
「表現の楽しさ」「表現の可能性」を徹底的に教える一色氏と、
それを1つでも多く盗むべく食い入るように見る・聞く・動く参加者たち。
気付けば初日の5時間もあっという間に過ぎ、
全体の半分のチームは翌日に持ち越しとなったが、
まだ指導を受けていない参加者の表情も、
ワークショップ前と後では大きく変わっていた。

初日後に行われた交流会でも、
一色氏の話を少しでも聞こうと、予定の時間を大きく超え盛り上がる内容となった。

残り1日となった今企画、
今後の福岡演劇をになう若い表現者たちの目は、
初日にして眩しいほどに輝いていた。

2016年6月17日金曜日

第1回福岡若手演劇協会企画 参加者募集

福岡若手演劇協会主催
第1回 福岡×○○企画
「福岡×東京 俳優のためのワークショップ」
7月2日~3日、
東京を中心にテレビ・舞台で活躍中の、
現役俳優【一色洋平 氏】による、
俳優のためのワークショップを開催。
俳優のための体の作り方から使い方を、
元陸上選手インストラクターの知識を活用し、
2日間に渡って徹底指導致します。

ご希望の方は、
下記詳細をご覧頂き、
メールにて締切日時迄にお問い合わせ・ご応募下さい。
また、募集人数を「30名」までとさせて頂いておりますので、
それを超える場合は、抽選とさせていただきますので、
予めご了承下さい。
ご応募いただいた方にはこちらから確認のご連絡をさせていただきます。
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日時:
7月2日(土)13時~18時①
→WS後、交流会あり
7月3日(日)19時半~22時半②
【原則、両日参加必須となります】
会場:福岡市内会場にて※参加者のみ別途お知らせ致します
料金:3,000円(当日精算)

【応募予約方法】
○氏名
○年齢
○所属団体・事務所
○連絡先
○プロフィール(舞台経験等)
上記内容をメールで送信下さい。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓
Fukuoka.yt16@gmail.com
【※応募締め切り※】2016年6月25日21

講師紹介 一色洋平氏

福岡若手演劇協会主催
第1回 福岡×○○企画
「福岡×東京俳優のためのワークショップ」
~講師紹介~
●一色洋平(いっしき ようへい)
1991年、神奈川県生まれ。
大学入学と同時に早稲田大学演劇研究会に入会。

現在は東京在住で、犬と串、アマヤドリ、DULL-COLORED POPなど新進気鋭の劇団で活躍している。
また、陸上競技のアスリート、インストラクターの経験を持ち、現在はそれらの知識をいかに俳優向けへ転化できるかを研究し、俳優の身体に基づいたワークショップを各地で開催している。
その内容は、
今現在の自己の身体が持つ可能性を知ることや、
他者と関わるということがどのくらい表現の幅を広げる事に繋がるかを知り、
更にテキストを用いながら、いかに言葉と身体の状態を密接につなげる事ができるかなど、
やはり身体を用いたアプローチやメソッドを中心に、
参加者や場所によって柔軟に内容を変え、実施されている。

近年では一般の劇団だけにとどまらず、
学生団体への出張ワークショップをはじめ、
大阪や福岡でも精力的にワークショップを実施している。


○近年の主な出演作
・Theater Polyphonic 音楽冒険活劇「ペール・ギュント」主演(演出:石丸さち子 音楽:伊藤靖浩)
・DULL-COLORED POP「河童」主演(作・演出:谷賢一)
・Théâtre des Annales「トーキョー・スラム・エンジェルス」(作・演出:谷賢一)
・こまつ座「小林一茶」(作/井上ひさし 演出:鵜山仁)
・シアターコクーン+こまつ座「漂流劇 ひょっこりひょうたん島」(演出:串田和美)
・一色洋平×小沢道成「巣穴で祈る遭難者」(作:須貝英 演出:一色洋平×小沢道成)
・TBS月曜ゴールデン『税務調査官 窓際太郎の事件簿 28』ゲスト主演
など